コンクリートの補修・調査
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07/08/2010

コンクリートの初期ひび割れ(乾燥収縮ひび割れ)対策としての表面含浸材

 コンクリート構造物の施工において、生コン打設後の乾燥収縮に伴う初期ひび割れは、施工者をたびたび悩ませる問題です。乾燥収縮ひび割れは、コンクリート内の余剰水分が蒸発する際に、内部が鉄筋で拘束されるため表面付近では引張力が働くことにより発生します。発生時期は一般にコンクリートの打設から2〜3ヶ月以降であり、幅0.05mmから0.5mm程度の微細ひび割れとして現れます。
 乾燥収縮ひび割れは、基本的にはコンクリートの余剰水を減らすことで発生を抑えることが出来ますが、生コンが適正な配合であっても、施工環境や設計形状が原因となって予想外のクラックが発生してしまうのが施工現場での現実です。
 クラックが発生した場合、特記仕様書等にコンクリートのひび割れに関する記述が無い時には、土木学会(JSCE)の「コンクリート標準示方書[維持管理編]」、または(社)日本コンクリート工学協会(JCI)の「コンクリートのひび割れ調査,補修・補強指針」のような文献に従うのが一般的でしょう。これらの文献による許容ひび割れ幅を簡単にまとめると下表のようになります。
      表-1 コンクリートの許容ひび割れ幅
「コンクリート標準示方書
[維持管理編]」
(土木学会)
「コンクリートのひび割れ調査,
補修・補強指針」
(日本コンクリート工学協会)
鉄筋腐食に対する
許容ひび割れ幅
かぶり厚さ(mm)の
0.0035〜0.005倍
0.2mm以下
防水性・水密性に対する
許容ひび割れ幅
0.1〜0.2mm
0.05mm以下
 防水性・水密性を求めないコンクリート構造物の場合、ひび割れが0.2mm以下であれば多くの場合「許容範囲」であり、耐久性の面からは補修する必要が無いという判断になります。(ひび割れの原因が乾燥収縮ではない場合も考えられますので、できるだけコンクリート診断士などの有資格者の判断に従ってください)
 一方、特に公共工事においては、出来栄えや美観に対する評価向上のため0.2mm以下のひび割れであっても補修を行うことがありますが、このような場合には弊社「インフィルゾル 微細ひび割れ補修工法」を特に推奨します。「インフィルゾル 微細ひび割れ補修工法」は単にクラックを隠して美観を回復するのではなく、「コンクリートのひび割れ調査,補修・補強指針」に合致した、ケイ酸塩系表面含浸材を塗布する補修工法となります。表面含浸材は、表面被覆工法に使われる被覆材と違い、コンクリート表面の質感に影響を与えないため、新設構造物にも問題なく使用できます。自主的に補修を提案・施工し、発注者に対し「創意工夫等」として「提出」することで、工事成績評定の減点を最小限に抑えることが期待できます。
 「インフィルゾル 微細ひび割れ補修工法」は工法協会への加盟が不要なオープン工法で、施工にあたって特殊な技術や器具は不要で、誰でも簡単に施工できます。
ティーアンド日本メンテ開発株式会社