コンクリートの補修・調査
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HOME >> 施工事例 >> No.002 『能代管内補修工事』

04/01/2004
 
 工事名称

能代管内構造物補修工事

 発注者国土交通省 能代河川国道工事事務所
 工事の目的
導水路トンネルの覆工劣化対策及び補強
 工事の概要工期:H15.12〜H16.3
 キーワードトンネル
覆工補強、剥落防止
炭素繊維格子筋、FRPトウグリッド

【施工前の状況】
【完成状況】

大正時代に造られたレンガ造の水路トンネルの巻き立てコンクリートが、背面からの漏水や経年劣化により一部が剥落した。全面に炭素繊維格子筋(FRPグリッド)を補強材として高強度繊維入りモルタルで巻き立て、補強を行った。この水路トンネルの補修工事は、当初は覆工コンクリートの剥落防止と補強を目的とした工事であった。施工前の状況調査では、覆工コンクリート表面に凍害によるスケーリングの劣化が観察され、背面からの湧水などの影響による補強した覆工コンクリートの剥落が懸念された。また、補強による断面増加は設計有効断面(流水量に対して)の減少や自重(死荷重)の増加などの問題があるため、軽量で高強度である高強度繊維補強メッシュ材と凍害に対して抵抗力の高い高炉スラグ混合セメント断面修復材を組み合わせた本工法が採用された。

【施工手順】

 
この工事で採用したFRP(炭素繊維)格子筋は、通常の鉄筋メッシュと比較して軽量(鉄の1/4)であり、格子交差部が同一平面内にあるため断面寸法が薄く、強化繊維と耐薬品性に優れた樹脂が素材であるため腐食の心配がないという特徴があり、最少断面での補強が可能な材料です。道路床版では国土交通省土木研究所の共同研究(第277号)において高い補強効果が確認されており、軽量であることから取り扱い(運搬)が容易でモルタル巻き立て厚さも20mm程度で充分なため施工期間も短縮可能です。

 

【FRP格子筋工法概念図】


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