コンクリートの補修・調査
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HOME >> 施工事例 >> No.011 『道路トンネル漏水対策工事』

04/01/2005
 
 工事名称

青葉山トンネル補修工事

 発注者国土交通省 仙台工事事務所
 工事の目的
トンネル履工コンクリートの漏水対策工事
 工事の概要工期:H16.1〜H16.3
延長2,233mの上り・下りが独立した道路トンネルにおける覆工コンクリートに発生した漏水の対策。
 ・ひび割れ注入工 600m
 ・高圧注入止水工 350m
 ・線導水樋設置工 800m
一定期間を経たコンクリートトンネルに平均的に見られる背面からの漏水を、発生箇所の形状や状態から3工法に分類し対策を行った事例である。
又、材料選定においても施工時期(厳冬期)による工夫を行った。
 キーワードひび割れ注入、低圧プラグ、アクリル樹脂注入
高圧止水、漏水ひび割れ、高圧プラグ、水分硬化型疎水性一液発泡ウレタン注入
線導水樋、寒冷地仕様

【青葉山トンネル抗門】
(仙台市内側)
【着工前のトンネル内部状況】
(下り線)

【ひび割れ注入工】
低圧プラグによるアクリル樹脂注入




1. 施工前調査

ひび割れ幅0.2mm以上を補修要の判定基準とし、施工前調査の後に樹脂注入充填を行った。

 ↓
 2. 清掃ケレン
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 3. プラグ設置
 ↓
 4. ひび割れシール




標準的な注入材であるエポキシ樹脂の施工可能温度は5℃以上であり、本工事では使用不可であった。




5. 樹脂注入充填

施工時(夜間)の雰囲気温度が5℃以下となるため、注入材には低温でも反応硬化するアクリル樹脂を選定した。

 ↓
 6. プラグ・シール撤去

【高圧止水工】
漏水ひび割れに対する反応型止水剤の充填




プラグ設置

 1. 施工前調査
 ↓
 2. プラグ設置
 ↓
 3. ひび割れシール
   




4. 高圧注入充填

漏水を伴ったひび割れや施工目地に対して、水分硬化型疎水性一液発泡ウレタンを専用高圧プラグと注入機を用いて充填施工を行った。
ひび割れ注入と同様に、気温が低いことを想定の上、比較的早期の反応形態を期待し採用した。

 ↓
 5. プラグ・シール撤去




止水剤注入に当たっては、圧力計を監視し、異常な圧力上昇や周囲からのリーク(噴出)等が無いように管理する。

注入における圧力は、一般的に言う背面圧ではなく、ひび割れ内部での空気圧であるため、覆工コンクリートを破壊するような応力作用は無い。

【線導水樋設置工】
施工目地部の湧水対策として路側帯排水溝への導水処理




寒暖の差による構造物の伸縮を調節する目的で設けられている施工目地は、背面水が漏出し易い場所であり、湧水量も比較的多い。これらの部位に対しては、外側に樋を設けて排水用の側溝に逃がす手段が用いられる。

 1. 墨出し・割付
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 2. 清掃ケレン
 ↓
 3. アンカー穿孔
 ↓
 4. 導水樋組付け
 ↓
 5. シール充填




本物件では、側壁に内装版が設けられていた為、部分的に撤去しながら導水樋の設置を行った。




施工部位に支障物がある場合では、その部位に合わせて樋を加工して接続し、また、接続部からの漏水が無いように充分にシール処理を行った。




本物件では供用中の道路であることから、固定用の金具が直接露出しないタイプの導水樋を採用した。

また、寒冷地仕様として断熱材が装着されている仕様とした。


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