







>> 工法選定基準の考え方アルカリ骨材反応に対する補修・補強工法の選定 |
要求性能 | 潜伏期 | 進展期 | 加速期 | 劣化期 | ||||
適用性 | 工 法 | 適用性 | 工 法 | 適用性 | 工 法 | 適用性 | 工 法 | |
劣化因子 の遮断 | ◎ | 表面被覆 | ◎ | 表面被覆 | ◎ | 表面被覆 | ○ | 表面被覆 |
![]() | ![]() | ◎ | ひび割れ補修 | ◎ | ひび割れ補修 | ○ | ひび割れ補修 | |
劣化速度 の抑制 | ○ | 拘束 | ○ | 拘束 | ○ | 電気防食 | ◎ | 電気防食 |
○ | 含浸材塗布 | △ | 含浸材塗布 | △ | 含浸材塗布 | ![]() | ![]() | |
劣化因子 の除去 | ◎ | 含浸材塗布 | ◎ | 含浸材塗布 | ◎ | 含浸材塗布 | ○ | 断面修復 |
耐荷力・変形性能の改善 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ◎ | 補強(FRP・鋼板接着や巻立てなど) |
![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ○ | 打換え | |
工法選定 の理由 (要求性能) | ひび割れは発生しておらず、残存膨張量は最大となる。この段階では表面被覆あるいは撥水系の表面含浸処理を検討する。被覆材選定には、遮水性、水蒸気透過性、ひび割れ追従性などが重視される。 | ひび割れが発生しており、膨張速度が大きくなる。Iaの工法にひび割れ補修を組み合わせたものが一般的であるが、膨張量が大きい場合には、拘束工法を適用してもよい。補強材への要求性能としては、コンクリートとの一体性が挙げられる。 | 既に膨張速度は収束しつつある。耐荷力や変形性能の低下が懸念されるような場合には、拘束効果も期待した補強工法が推奨される。そのような懸念のない場合は、表面被覆や表面含浸処理を適用する。 | 膨張は終了しているので、膨張に対する対策は必要ない。コンクリートの物理的劣化状況により、ひび割れ注入、断面修復、補強などを使い分ける。 |
